大阪のターミナル・ビジネスの街、京橋のラーメンはええ味だっせ

　キタの梅田と並ぶオフィス街の京橋。大阪城のみならずＯBPをも控える大阪の東の一大ターミナル地区でもあります。それゆえ、駅周辺は雑然としていますが、当然サラリーマンや会社勤めの方々の立ち寄る飲食店も星の数ほどあります。

　ランチタイムともなると京橋のファーストフード、牛丼チェーン、カフェなどは一気に混雑するのでしょうが、ここでは国民食の１つ、ラーメンのいくつかを紹介しましょう。京橋のラーメンガイド、スタート！

　京橋でナンバーワンの評価が多いラーメン屋さんです。京橋店とありますが、かつてあった心斎橋店は閉店していますので、ここだけです。

　麺は細麺を使っていてます。人気メニューはどうも醤油ベースの中華そばと背脂中華そばのようです。面白いのは、前者がこってり系、後者があっさり系という評価が多かった事です。ラーメンというよりは昭和の”中華そば”ですね。イメージ的にも”京橋”にぴったりの気もします。

　あの自家製麺で名を馳せている名店が、ここ京橋にも出店したのですね。麺がおいしいだけあって、オーソドックスなラーメンであろうが、つけ麺であろうが、そういった種類に関係なくどのメニューも支持されているようです。

　スープはその日裁いた地鶏の鶏ガラスープに日高昆布をはじめ本鰹節、さば節、あご出し等を使っています。繊細でかつしっかりとした食感のあるめんも高評価です。京橋でこのような凝ったラーメンが頂けるのですね。塩か黒のつけそばと、わんたん麺が看板メニューのようです。

　激戦区というだけに、評判が良かったりおいしかったりだけでは中々生き残れない京橋のラーメン事情。逆に１０年、２０年前にガイドブックに載っていて、今なお頑張っている京橋のラーメン店を探すと…。

　とんこつラーメンが有名のようです。その他あんかけらーめんなど昔ながらのお店にしてはメニューは選ぶのも楽しめます。中でも２３００円するジャンボラーメンって…？４玉使って、チャーシューも麺が覆い隠れるくらい積まれるそうです。京橋にもあった、ネタ系のラーメン。

　京橋の駅前界隈ばかりでなく、大阪ビジネスパークのラーメン屋さんも覗いてみましょうか。大阪城を取り巻くようにいくつか高層ビルがあるのですが、有名なのは麺匠 慶次さんですね。

　関東スタイルのつけ麺だそうで、その他店名を冠した「裏慶次ラーメン」はガテン向きのエネルギッシュなラーメン、「虎ダレ醤油ラーメン」は鶏ガラと豚ガラをブレンドして小樽産のいりこだしで仕上げているそうです。

　こちらはクリスタルタワーにあるラーメン屋さん。店名は、「ふーふー」と読みます。どのようなラーメンなのでしょうか。

　ビジネスパークの地下街といった感じですので、上に挙げてきたお店とはいささか趣は違うようで、個性を打ち出した味、というよりは、ファミレスのようにランチタイムのセットが充実していたり、というお店です。京橋という街の性格からいってむしろこのようなラーメン屋さんがもっとあってもいいですね。

　大阪を代表するターミナル都市京橋。何度も言いますがラーメン激戦区として、浮沈の激しい場所ではありますが、人の往来も激しいため、京橋の飲食店の需要はかなりのものです。

　口コミにランキングされる人気店、京橋を生き抜いてきた古参店、ランチのセットに強いファミレス風のラーメン屋さんなどなど、京橋らしくヴァリエーションに富んだラーメン屋さんが選べて、やっぱええとこです！！