えっ、緑色？！知られざる釧路のグルメ、そばは奥が深かった！

釧路は、北海道の東南部に位置する人口２０万人程度の都市です。北海道の観光地といえば札幌や函館を想像しがちですが、釧路にも観光名所や名物が多々あります。
世界三大夕日と謳われる幣舞橋から臨める夕日も、釧路の魅力の一つです。

また、ラムサール条約で知られる釧路湿原や、阿寒国際鶴センター、和商市場など食や自然を楽しめるスポットが沢山あります。マリモで有名な阿寒湖も釧路にあります。
世界遺産に指定された知床から車で二時間ほどのほど近い場所に位置している自然が多く残る観光都市です。

北海道と言えば何と言っても外せないのがグルメ！釧路にも美味しいグルメが沢山あります。その一部をご紹介します。

B級グルメとして有名な泉屋のスパカツ。鉄板で供されるそれは、見た目にもインパクト抜群！ミートソースが意外にもさっぱりしていて絶妙な美味しさです。
泉屋ではその他にもピカタ、泉屋風など独自のメニューが豊富にあります。

元祖釧路ザンギを提供したとされる鳥松のザンギ。タレを付けて美味しく頂きます。タレが少し濃い味付けなので、お酒のお供にぴったりです。骨付きを食べるのがオススメです。釧路ザンギは常に進化し続けているので、お店によって味や形も様々です♪

このように、釧路には沢山の美味しいものがありますが、意外に知られていないの美味しいもの…それがそばです。

釧路の地元民が愛するそば、一体どこが他のそばと違うのでしょうか？

釧路のそばは、クロレラ粉を混ぜ込んだ緑色の麺が主流。更科粉ベースの蕎麦に微量のクロレラ粉を混ぜ込んでいる為、青臭さは無くさっぱりとした味わいです。そのルーツは、釧路で有名な竹老園という老舗のそば屋だと言われています。

釧路市内に多く暖簾分けされた店舗を持つ東屋。その総本店が竹老園です。立派な日本庭園を有する、おもてなしにもぴったりなお店です。
のれん分けの際に細かな規定が無い為、釧路市内に３０店舗近くある分店ではそれぞれ味や緑の濃さが違ったそばが楽しめます。

やはり、そばそのものの味を楽しむにはざるそばが一番！タレにも拘っている為、そばと絡んで見事なハーモニーを奏でます。さっぱりとしていて喉越しが良い麺は幾らでも食べられてしまうと錯覚する程。竹老園ではお土産用にそばつゆが売られているくらい大人気なんです！

美味しいツユとカレーが混ざり合って絶妙なカレー南蛮。緑の細い麺がよく絡んでとても美味しいです。スパイシーでありながらおそばの風味を残した優しい味なので大人から子供まで幅広い年齢層に大人気♪

単品のメニューではありませんが、おすすめなのがそば湯。ざるそばなど、ツユが付くメニューを頼んだ際に付いてくるそばつゆ。そのまま飲んでも美味しいですが、つゆを割って飲むと優しい味が口の中いっぱいに広がります。栄養価も高く、隅々までそばを楽しめて嬉しいですね。

そばなのに寿司？！と驚く方もいるかもしれませんが、地元民は必ずと言っていい程オーダーする大人気メニュー。甘酢と生姜で味付けされた蕎麦を海苔で巻いたシンプルな料理です。シンプルでありながら奥深い味で、一度食べたら病みつき！総本店である竹老園限定のメニューです。

いかがでしたか？地元では有名なのに意外と知られていない釧路のソウルフード、そば。海鮮もザンギも良いですが、珍しい緑色の釧路そばも魅力的ですよね。特にそば寿司は一度は食べて頂きたいオススメの一品です。

今回ご紹介した意外にも釧路そばには沢山メニューがあります。また、お店によってもそばの味が違うので何度も訪れてお気に入りのそば、お店を探してみるのも楽しいかもしれませんね。そば好きの方は是非一度釧路に訪れてみてはいかがでしょうか。