どえりゃあ、うみゃあ!名古屋にある美味しいランチベストテン!!
2016/03/03
シバトヨ
2016/04/24 更新
名古屋には台湾ラーメン、台湾まぜそばなど、名前に台湾が付く名古屋独特の料理が存在します。もとは店主のアイデアで考案されたメニューだったのが、市民権を得て、今や台湾料理?として全国区に人気が拡大したメニューもあります。名古屋で生まれた独自の味を調べてみました!
台湾ラーメンに、台湾まぜそば。
これらのメニューを一度は耳にしたことがある人もいると思いますが、どちらも“台湾”と付いていても、台湾料理ではありません。
じつはこれらの麺料理は、名古屋で生まれて名古屋で育った、生粋のご当地料理です!
「なぜ、台湾料理が名古屋なの?」
名古屋には『味仙』という有名な台湾料理店があり、創業者が考案した台湾ラーメンが名古屋の名物として広まるようになりました。
今では味仙は、愛知県内でチェーン展開をするほど強力な集客力があります。
これをきっかけにしてか、現在では名古屋の多くの中華料理店、ラーメン店で台湾ラーメンがメニューに並んでいます。
そういうこともあり、名古屋では台湾料理を名乗ったほうが通りが良いので、台湾料理の看板を掲げるお店が多いようです。
名古屋の街には台湾料理の看板が目立ちます
台湾ラーメンを名古屋に広めた、元祖台湾ラーメンのお店と言えば、先に紹介した「味仙」です。
台湾ラーメンは、1970年代に台湾人の店主がまかない料理として作ったのが始まりと言われています。
麺の上に唐辛子とニンニクの辛みと旨みをきかせたひき肉がどっさり、鶏ガラスープとの味わいが絶品です。ひと口スープを飲むとむせてしまうほど辛いですが、この辛さの中にしっかりと旨みがあってやみ付きになってしまいます。
辛いのが苦手な人のために「アメリカン」という辛さ弱めのメニューもあります。
名古屋で麺料理といえばきしめん、みそ煮込みうどん、あんかけスパゲッティと、数多くありますが、この台湾ラーメンも立派な名古屋名物として認知されています。
名古屋名物! 味仙の台湾ラーメン
豚ひき肉、ニラ、モヤシなどを唐辛子で炒め、醤油ベースのスープを加えた具材がたっぷり
味仙のあさり炒め
味仙の味は台湾ラーメンだけじゃありません
味仙 今池本店
100種類以上の本場台湾料理も味わえるので、多くの家族連れ、カップル、ビジネス客に人気
台湾ラーメンに次ぐ、名古屋のご当地麺料理として勢力拡大中の台湾まぜそば。
台湾まぜそばは、台湾ミンチ(鷹の爪とニンニクを効かせた醤油味のピリ辛ミンチ)を極太麺にのせた汁なし麺の一種です。
その発祥店として人気を集めているのが「麺屋はなび」。
主人が台湾ラーメンを作ろうと思い、具材の台湾ミンチを作ったが、当時のスープに合わなかったため捨てようとしたところ、当時のアルバイト店員に「茹で上げた麺にかけてみたらどうでしょう?」と言われたのがきっかけと言われています。
2013年の名古屋めし総選挙で準グランプリを受賞。
東京進出を果たし、台湾まぜそばを名古屋から全国へ広めるために積極的に活動しています。
元祖! 麺屋はなびの台湾まぜそば
丼の底のタレと具材が均等になるまでレンゲと箸でひたすら混ぜると、タレがよく絡み、ミンチと絶妙なバランスに
麺屋はなび監修のカップラーメンが出ているほど認知度も高い
名古屋から飛び出して東京・新宿にも進出
台湾生まれの李さんが名古屋に開店した、その名も「李さんの台湾名物屋台」。
本場の台湾唐揚げやタピオカドリンクが楽しめます。
台湾唐揚げとは下味を付けた鶏肉に、李さんが開発した特製の粉で揚げたもの。パリパリ&ジューシーな食感に、やみ付きのスパイスがたっぷりかかっています。
大量のスパイスで口の中はかなり刺激的ですが、食べ進めていくうちに肉の柔らかさが目立ってきます。
唐揚げは食べ歩きに便利な、片手で持てるカップに入っているので、名古屋・大須商店街の散策がてら食べ歩くのがおすすめ。
そのほか、イカ・海老・ゴマの3種類の団子や、台湾ならではの人気、タピオカ入りドリンクもあります。
刺激的! 李さんの台湾名物屋台の台湾唐揚げ
辛さは「多め」から「なし」まで4タイプ揃っていて、好みによって選べます
李さんの台湾名物屋台の辣醤唐揚げ
甘辛タレとしゃきしゃきのネギがポイント
店の看板的存在でもある李さん
名古屋でしか食べられない! と言っても過言でない、台湾の名が付く料理の数々いかがでしたか?
本場の台湾料理とは少し違うけど、名古屋で誕生し、名古屋で育まれてきたストーリーがそれぞれにあって、思わず食べたくなってしまう料理ばかりです。
紹介したのはおもにラーメンですが、どれもこの店でしか食べられない個性あふれる味は必食ですよ。
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