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    コース最初のお楽しみ♪人気フレンチレストランのアミューズ大公開!

    フレンチレストランで一番最初にでてくるアミューズは、そのフレンチレストランでの最初のひとくちとなるものです。そのフレンチレストランの個性と技術が表れるアミューズ、一度は行ってみたいグランメゾンのフレンチレストランのアミューズをのぞいてみましょう♪

    アミューズの意味と役割

    アミューズ=お楽しみ

    アミューズとはフレンチでお楽しみと言う意味で、主にメニューを選ぶときに出てくるものです。もしくはすでにコースなどが決まっている場合は一番最初にだされます。
    そのフレンチレストランからのおもてなしとして、アミューズを食べながらゆっくりとワインなどを選ぶ時間を楽しめたり、食欲を高めて食事を盛り上げてくれる役割を果たします。

    アミューズブーシュ・アミューズグール

    フレンチレストランでは単にアミューズと呼ばれる以外に「アミューズブーシュ」や「アミューズグール」と呼ばれることもあります。どちらも「一口のお楽しみ」と言う意味でとくに違いはありません。

    フレンチでのアミューズの形

    食事の前に出される「フレンチの附出」であるアミューズは、食事の引き立てにはなっても邪魔にならないよう、シンプルなものであることが多いようです。見た目も可愛らしく、一口か二口で入るもので、あくまでも期待を膨らませる前座としての料理となります。

    しかし、少量で主張しすぎないながらも、そのフレンチレストランでの最初に口に入るものがアミューズです。アミューズがおいしいとその後のお料理も期待が大きくなりますし、逆も十分にあります。そのためすばらしいフレンチレストランならば、その店の個性と技術を詰め込んだ、すばらしい一品が期待できます。

    メニューとしてではないアミューズは一期一会のメニューでもあります。今回は都内のグランメゾンのフレンチレストランのアミューズをのぞいてみましょう。

    最高峰フレンチ「ラ・トゥール・ダルジャン」

    トゥールダルジャン
    東京都千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニ 東京 ロビィ階
    03-3239-3111

    こちらはホテル内のフレンチと言うことで訪ねる機会も多いかもしれません。長い伝統をしっかりと引き継いでいる正統派のフレンチは、重厚感のある内装とともにフレンチの歴史をたっぷりと味わえるレストランです。

    オマール海老と苺のキッシュ、オニオンコンソメとジャガイモのゼリー仕立て

    ジャガイモとサーモンのワンスプーンアミューズ

    ラトゥールジャルダンは、キッシュと苺という組み合わせ、キューブやピラミッドの形など遊び心にあふれたアミューズが楽しめます。華やかな盛りつけは会話が弾み、アミューズでのうれしい驚きでその後の食事も楽しさが倍増することでしょう。

    知名度No.1フレンチレストラン「ジョエル・ロブション」

    ガストロノミー ジョエル・ロブション
    東京都目黒区三田1-13-1 恵比寿ガーデンプレイス シャトーレストラン ジョエル・ロブション 2F
    03-5424-1347

    まるでシャトーのような外観はエントランスへ向かう時からフレンチの気分を盛り上げてくれます。フレンチの世界的な権威であるジョエル・ロブション氏は、日本のフレンチ界へ大きく影響をあたえた料理人でもあります。

    グレープフルーツのゼリーとミントのジュレ、上層に根セロリのエスプーマ

    みかんのガスパチョ

    まるでデザートのようなこちらのアミューズは、適度な酸味は食欲をかきたて、さわやかな香りでコースへのアプローチをしてくれます。ジョエル・ロブションのアミューズはこういったさわやかな季節のフルーツの香りをとりいれたものが多いようです。

    日本のフレンチレストランの老舗「レカン」

    レカン(2017年春まで建物立て替えのため休業中)

    銀座で40年以上の歴史を誇る老舗フレンチレストラン・レカン。いまは立て替えのため休業中ですが、再会したら銀座の街にさらに華やかさを加えるでしょう。

    なすのリエット

    サーモンのサフランソース添え

    アンチョビがきいたリエットはなすと言うことで穏やかに胃になじみますが、ハーブの香りのアクセントでしっかりこの後のお料理を期待させてくれます。
    上品なサーモンはとくにさわやかな食前酒と相性がいい一皿です。サフランソースの黄色が美しいです。

    パリで日本人オーナー初の星付き!「レストラン ひらまつ 」

    レストランひらまつ
    東京都港区南麻布5-15-13
    03-3444-3967

    パリの店舗が日本人オーナーのフレンチとしてのミシュラン初の星がつけられました。数多くある店舗のどこも高級フレンチの一流の料理とサービスが提供され、グランメゾンにこだわらなければ全国で平松氏、ひいてはフレンチの重鎮ポールボキューズ氏の流れが味わえるレストラングループです。

    プティシューと塩味のサブレ

    うにとカラスミのムース

    クリームの入ってないシューはフレンチでよく使われる料理で、レストランひらまつでもアミューズによく登場するようです。ほのかな塩味とバターの風味は食前酒とともにいただくのにぴったりです。見た目にも楽しめるうにのムースの食感とまろやかさは胃を優しく刺激し、スムーズに食事を始められる手伝いとなります。

    めくるめくアミューズの世界

    優しく食事へ導いてくれるアミューズ、そのフレンチレストランの自己紹介としての一皿、驚きや華やかさで会話を弾ませてくれるアミューズなど、いろいろな役割をこめられたアミューズはフレンチレストランからの最初のおもてなしです。

    いかがでしたでしょうか?豪華なメインも華やかなデセールもフレンチの醍醐味ですが、一口で食べ終わってしまうアミューズにこめられたシェフの気持ちをぜひ楽しんでみてください。

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