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    河原町の代表的なラーメンの味は、変わらない京都らしさにあります

    京都随一の繁華街河原町。昼も夜も人がどっと押し寄せる河原町ですので当然飲食店も星の数だけあります。しかし、一乗寺や白川、烏丸のようにラーメンに限りますとあまり取りあげられないようです。そこで調べてみました、河原町のラーメン6選をご紹介します!

    京都河原町でラーメンを食す

     京都・河原町のラーメンと言うと、東の東山、西の烏丸に比べていいお店が少ないと言われます。本当にそうなのでしょうか。

     四条通、河原町通、木屋町通に高瀬川と観光客や市民がどっと押し寄せる集積地ならむしろあって然りであろうと思い、調べてみました。ある共通点が見えてきました。

    河原町の口コミの多いラーメン店

    一蘭 京都河原町店

     京都河原町で一番有名なのはこのラーメン屋でしょうか。”世界一のとんこつラーメンを研究する会社」です。

     麺はどちらかというと細麺で固め、スープは”秘伝のたれ”なるものを使っており、マイルドな口当たりでニンニクからくるありがちなクセがないのも特徴です。なんといってもここは「天然とんこつラーメン」1つのメニューで勝負しているのですから、潔い!

    つるかめ 本店 も河原町圏内です

     場所は河原町の四条通を寺町京極から北へ入ってすぐ右側、新京極へ抜ける路地にあります。カウンター8席のみとうのが寝床っぽいというのでしょうか。

     これは魚介醤油ラーメン。

     麺は全粒粉のようで結構柔らかめ、スープに西京味噌を使っているので、甘口で、塩分控えめのため、健康にも良いです。つけめんは魚介醤油つけめん、西京味噌坦々つけめん、ラーメンは魚介醤油らぁめん、旨辛らぁめんなどがあります。

    らーめん千の風 四条河原町店

     店長は女性だとか。

     今は河原町だけですが、以前は出町柳、下鴨神社近くで出店されていた有名店です。河原町と新京極にはさまれた裏通りのような所に位置します。

     スープは本当に白いです。

     看板メニューは塩とんこつらーめんです。麺は細身のストレートで固め、スープが乳化していてとてもクリーミーというのが一致した評判です。豚骨らしい臭みがないので人気のあるラーメンです。

    ラーメン壱番館

     阪急河原町駅からすぐという立地がうれしいです。繁華街も近いので、飲んだ後の〆としてもよく利用されているラーメンみたいです。

    スープは鶏ガラ&とんこつベースの茶系統、麺はやや細めストレート麺です。九条ネギ、メンマ、チャーシュー、もやしという定番のトッピングなので安心していただけます。

    河原町の新ラーメン

    なんだっ亭 は河原町のニューフェイス・ラーメン

     逆L字型のカウンターだけの店内です。

     河原町から四条の新京極を北へ一筋目、東に入って少し歩いたところにカレーラーメン専門店が出来ました。東京は西麻布にあるカレーつけ麺のお店で修行された方が河原町で独立されたそうです。

     麺の特徴は、太く縮れ気味ですが歯応えがシッカリあります。思いの外短いそうです。スープはスパイシーというよりは、やや甘味のある鶏白湯なのですが、口の中にピリ辛感が残ります。河原町のラーメンとしては革新的なのでしょうか。

    河原町の老舗ラーメン

    大豊ラーメン

     河原町からは少し離れていますが、徒歩圏内です。

     20年前のガイドブックにも載っている河原町ラーメン老舗中の老舗です。スープ、メンマ、ヤンニンジャンまで手作りです。河原町にいいラーメンがない、という人の中にはここを利用される事も多いそうです。

     昔から河原町で愛されてきたラーメン。

     豚骨と鶏ガラのスープに独特のネギ油でまろやかさを出した醤油味。売りはチャーシューで、京都の黒豚を煮込んで甘みと柔らかさがたまりません。これまた、飲んだ後の〆のラーメンにもってこいですし、河原町駅から来てよかったと感じられるでしょう。

    河原町のラーメンは眠らない

     京都のラーメンと言うと、鶏ガラをベースにしたスープ、強い醤油味、スープに豚の背油、ストレート低加水の細麺(茹で加減が博多より柔らか目)が特徴とされています。そして、ここ河原町もその例に漏れないラーメンだと思います。

     1つ感じたのは、繁華街を控えている河原町では創作的なラーメンや、ガッツリ系のラーメン等、凝っているのはあまり求められていないのかなということです。飲み後の〆という使い方が象徴的なように、伝統的で飽きのこないラーメンが求められるのかも。京都らしい!!

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