うなぎはやっぱり下町で♪上野エリアのうなぎ屋さんリスト6店

上野駅界隈は新しく駅ビルがたてられ、年々駅前も整備されてきれいになっていきますが、変わらない上野公園を歩けば昔の面影を残す谷中エリアへ。御徒町方面も町工場や卸の個人商店が残る下街情緒たっぷりです。

そんな上野エリアはうなぎ屋さんの多いエリアでもあります。代々受け継いだ味と技術を味わえる、上野エリアのうなぎ屋さんの中でも老舗中の老舗や噺家贔屓のお店、現在の庶民のうなぎ屋までおすすめ６店をご紹介します！

なんと創業江戸中期！本店の他上野に2店舗、永田町に一店舗展開しているうなぎ割烹一筋の老舗うなぎ屋さんです。また、佐渡島に天の川荘というホテルもあり、そちらでも同じうなぎが食べることができます。

上野池之端という好立地での個室での豪華なうなぎのコースは結納や接待などの大事な場にうってつけですし、3000円ほどから食べられるうな重、うな丼で江戸から受け継がれてきていた門外不出のうなぎの技法と味を体験するのもいいかもしれません。

もともとは和菓子屋だったというこのうなぎ屋は伊豆栄本店のほぼ真向かいに位置しています。こちらも食事を出し始めたのは昭和20年代からとなかなかの老舗で、昔ながらの仕事を丁寧に受け継ぎ今も愛されています。

脂のノリがほどよい静岡県の「霜降りうなぎ」を使用しており、いわゆる「胸焼けするようなうなぎの脂」からはほど遠い、さっぱりとした旨味を感じられます。店内も落ち着いた雰囲気でゆっくりと上野でくつろぎながらうなぎを楽しむのにぴったりな店舗です。

上野・仲御徒町・新御徒町のちょうど真ん中くらいに位置するこちらは、昔はうなぎの卸専門だったというお店です。卸で全国から活きのいいうなぎがあつまるならここで焼いて出してくれないか、というお客さんの要望でうなぎ屋になったとか。

タレは甘みよりも醤油を感じるしまった味。甘い優しい味を想像すると辛く感じるかもしれませんがふんわりとした食感に醤油の香ばしさとしょっぱさがきいています。江戸前の辛口ダレのうなぎを試すならかねいちへ！

新御徒町駅近くの、上野から歩くと少し遠いけれど散策がてらに近くへいったらぜひ食べてほしいうなぎ屋です。浅草のうなぎの名店「初小川」の流れを汲むこのお店は、満席・売り切れも多い人気店です。

注文を受けてから活きうなぎを裂くところから始める「裂き立て」を創業時から貫いており、店内での食事はもちろん、持ち帰りのうなぎ弁当でも濁りのないすっきりとした味わいのおいしいうなぎがいただけます。

柳家小さん師匠が生前贔屓にしてたという湯島のうなぎ屋です。こちらも上野からは少し歩きますが鈴本演芸場や湯島天神などの方向でちょっと足を伸ばせば寄ることができます。湯島天神のお参り帰りや落語をきいた帰りに寄るのもオツですね。

うな重としては少し高めのお値段ですが、しっかりとうなぎの旨さが味わえる上等なうな重が食べられます。ボリュームは多くないもののずっしり系の焼きで満足感のあるうなぎです。

上野でうなぎと一緒にちょいと1杯ひっかけたかったらぜひここへ！チェーン店ながらガード下で焼き場の熱気が伝わってくる店内は上野らしいと思えてしまいます。観光客の多いエリアですが地元の人や仕事帰りの人も多く利用されています。

おなかも満たされている２軒目ならば数々のおつまみとともにうな串を、飲んでも飲まなくてもおなかが減っているならノーマルなものならば1000円でおつりが来るコスパ抜群のうな丼・うな重を♪ふらっとうなぎを楽しめる庶民の味方です。

湯島天神へ初詣や上野公園でお花見、年末のアメ横の売り出しなど上野ではさまざまな日本の行事を楽しむことができます。また、谷中エリアの散策、鈴本演芸場での落語など昔から愛されてきたお店や文化もたくさん残っているのが上野エリアです。

昔から江戸っ子の庶民の味として親しまれてきたうなぎ。いまでは高級品となってしまっていますが、ご紹介したお店で、老舗ではその歴史に思いを馳せながら、もしくはいまでも「庶民の味」として親しまれているうなぎを、下町の面影を残す上野でぜひ食べてみてください。