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    横浜中華街で美味しいお粥のお店巡り。あなたはいくつ知ってますか?

    横浜中華街といえば、本格的な中国料理から気軽な食べ歩きグルメまで、いろいろな味が楽しめます。今回はお粥にスポットを当てて、中華街でおすすめのお粥のお店を紹介します。海鮮やモツが入ったお粥、さてあなたはどれがお好みですか?

    横浜中華街の豆知識

    大小約200もの中華料理店が並ぶ横浜中華街は、日本の三大中華街の1つであり、また東アジア最大の中華街でもあります。
    そんな横浜中華街は、過去に2度大きな打撃を受けています。

    そもそも横浜は、1859年に横浜港が開港され、1868年(明治元年)に中華街の原型となる居住地ができました。その後その居留地は廃止されるも、横浜に住む中国人の人口は増え続け、華僑社会はさらに発展していきました。

    しかし、約630年後に関東大震災が起こります。壊滅的な打撃を受け瓦礫に埋め尽くされましたが、約10年後には完全に復興し、この頃から中国人を中心とした街になっていきます。
    この頃はまだ中華街ではなく、「南京街」と呼ばれていました。

    日中戦争の勃発で、反中感情が高まり、横浜を離れる中国人も多かったそうですが、中華街に残った人々は、地元との関係を保つ努力を続けながら戦時下を耐え抜いたそうです。

    そこに、今度は大空襲に見舞われ、中華街一帯は焼け野原になってしまいました。

    終戦の翌年から復興が始まり、10年後に中華街の大通りに「牌楼門」が建てられました。門の上に「中華街」と書かれたことで、それまで「南京街」と呼ばれていた街は、次第に「中華街」と呼ばれていくようになりました。

    日本人と中国人が共生し、中国人が飲食店、日本人が食材を提供するという分業も進み、その後高度経済成長の波にも乗って、中華街は発展し今日に至ります。

    中華街のお粥「中華粥」とは?

    中華街の料理といえば、本格中華料理はもちろん、飲茶に豚まん、小籠包、蒸し餃子などがありますが、朝から食べられるものといえば、そうです、お粥です。

    中華粥は、日本のお粥の5分粥程度のものに、そのまま食べてもいいし、魚や鶏肉、モツや海鮮などの具入りのものもあります。
    香港の朝食といえばお粥が有名です。寝起きの体には優しいお粥がぴったり合います。

    というわけで、中華街でおすすめのお粥のお店をご紹介します。

    横浜中華街のおすすめお粥店①:謝甜記

    【名  称】謝甜記(シャテンキ)
    【住  所】神奈川県横浜市中区山下町165(中華街大通り)
    【電  話】045-641-0779
    【営業時間】10:00~14:55(閉店15:30)、16:30~20:25(閉店21:00)
         土・日・祝日 10:00~20:25(閉店21:00)
    【定休日】 火曜日

    創業60年を超える、中華街でも老舗のお粥専門店の本館。

    名物の中華粥は15種類以上あり、4時間以上かけて煮込まれ手間暇が掛かってます。
    サザエ、イカ、白身魚の入った三鮮粥や、モツが入ったお粥がおすすめ。
    油条や魚片をトッピングするのも楽しみ方の1つです。

    横浜中華街のおすすめお粥店②:安記

    【名  称】安記(アンキ)
    【住  所】神奈川県横浜市中区山下町147(香港路)
    【電  話】045-641-3150
    【営業時間】9:30~14:00、17:00~20:00
         土・日・祝日 9:30~15:00、16:30~20:00
    【定休日】 水曜日、12/31~1/2

    創業から80年以上の歴史を持つ、中華街で一番古いお粥専門店です。

    お粥の種類は全部で12種類。
    粘りのないさらりとしたスープに近いお粥はあっさり塩味が特徴。
    オススメはえび、いか、つぶ貝が入った三鮮粥。
    別添えでついてくる、醤油と胡麻油で風味づけされたネギが良いアクセントになっています。

    横浜中華街のおすすめお粥店③:馬さんの店 龍仙

    【名  称】馬さんの店 龍仙(マーサンノミセ リュウセン)
    【住  所】神奈川県横浜市中区山下町218-5(長安道)
    【電  話】045-651-0758
    【営業時間】7:00~翌日03:00
    【定休日】 年中無休

    朝7時から開店している、朝粥が食べられるお店です。
    また深夜3時までやっているお店なので、飲んだ後の締めにもOK。
    お粥の種類は14種類。
    看板メニューは、海老、イカ、ホタテが入った龍仙粥。魚介の旨味がしっかり楽しめるお粥です。

    中華街市場通りに市場館(2号店)もあります。

    横浜中華街のおすすめお粥店④:謝甜記 貮号店

    【名  称】謝甜記 貮号店(シャテンキ ニゴウテン)
    【住  所】神奈川県横浜市中区山下町189-9辰ビル1F(上海路)
    【電  話】045-664-4305 予約専用050-5869-0944
    【営業時間】月~木・日8:30~20:30
         金・土  8:30~21:30
    【定休日】 無休

    サンタクロースがお迎えしてくれる「謝甜記」の2号店。
    本店と違い、オープンキッチンの洒落た店内です。
    こちらは開店時間が早いので、朝粥として食べることも可能。

    お粥はさらりとした口当たりで、本店のレベルをキープしています。
    普通サイズがラーメン丼の大きさです。

    【名  称】桃源邨(トウゲントン)
    【住  所】神奈川県横浜市中区山下町165(上海路)
    【電  話】045-651-0927
    【営業時間】火~金13:00~21:00
         土・日・祝日12:30~21:00
    【定休日】 月曜日

    中華街の中でもあまり目立たないお店なのですが、店頭に「甕出し紹興酒」の壺が置かれているので一目瞭然です。
    またシーズンになれば「上海ガニ」も並びます。

    お粥の種類は10種類ほど。油条や焼餅のほか、お粥のテイクアウトができます。

    まとめ

    横浜中華街のお粥のお店、いかがでしたでしょうか。
    ご存知のお粥のお店はありましたか?

    お粥はどれも同じに見えますが、各店それぞれに個性があり、お粥そのものの味はもちろん、トッピングも違います。いろいろなお粥を味わってみたくなりますよね。

    今回ご紹介したお粥のお店以外にも、隠れた名店が潜んでいるかもしれません。
    朝粥として、あるいは飲んだ後の一杯に、と胃腸に優しいそれでいてボリュームのある中華街のお粥をもっと楽しんでみませんか?

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